クラリネットってどんな楽器??
ここでは簡単にクラリネットについてお話ししたいと思います。
クラリネットについて
クラリネット、とっても簡単に言うと、木で出来た縦笛、でしょうか。
もう少し詳しく言うと、木はグラナディラという種類の木。音を変えるための金属製のキイが付いており、音が鳴る仕組みは、リードという板を吹き口につけて、リコーダーのように咥え、息を吹き込んでリードを振動させて吹く楽器です。
その歴史は古く、モーツァルトやブラームスといった偉大な作曲家たちも素晴らしい名曲を残しています。
吹奏楽の中のクラリネット
クラリネットなしではどうにもならないのが吹奏楽です。オーケストラに例えると、ヴァイオリンの役割で人数も1番多く、
吹奏楽の要と言えるのではないでしょうか。
日本では吹奏楽から楽器を始めるという人が多く、クラリネットもその中の一つと言えます。
クラリネットパートが充実していて、一人一人が無理なく豊かな音を出していれば、それはそれはいいサウンドになります。
そして、なんと言っても、クラリネットパートだけで曲が成り立ってしまうのも本当に面白いです。
クラリネットには小さいものから大きいものまでたくさんあり、8種類近くが頻繁に使用されています。
単純に、管体の長さが短いものは高い音が鳴り、長いものは低い音が出ます。
吹奏楽では主に、
・Clarinet in Bb 水色(通称べークラ。いわゆる普通のクラリネット。一番人数が多くオケでいうヴァイオリンパート)
・Clarinet in Eb 黄色(エスクラ)
・Bass Clarinet in Bb 紫(バスクラ)
この3つは部活動でもよく使われています。
クラリネットの魅力
さまざまな音楽で使用されるクラリネットですが、その魅力は沢山あります。
そして、中でも、わたしが感じる最大の魅力は
〝多彩な音色〟
だと思います。
耳を塞ぎたくなるような甲高い音や破裂音も、
そっとささやくようなあったかい音も出せる、
併せて、低音から高音の幅広い音域で演奏可能なため、表現の幅が広く様々なジャンルの音楽で活躍することが出来るのだと思います。
クラリネット、何が良い?何が楽しい?
これはいろんな人の価値観で違うかもしれませんが、私が思うクラリネットの良さは、
〝気軽さ〟と〝親しまれやすさ〟かなと思います。
もちろんコテコテのクラシックもいいですが、クラシックに詳しくない人も、日常生活にスッと入って行けるような・・・
その時の気分に合わせた旋律を選んで吹いてみたり、好きな歌を〝歌う〟感覚で演奏出来るところが良いところです。
楽しさは、何と言っても〝アンサンブル〟ではないでしょうか。
これはクラリネットに限ったことではありませんが、仲間を誘ってデュエットしてみたり、パートのみんなで吹いてみたり。
人数に関わらず、一つの作品を仲間と一丸となって作り上げる過程、そしてその成果をお客さんに聞いてもらう喜びはひとしおです。
是非たくさんの人に、この楽しさと喜びをクラリネットを通して味わってほしいなと思います。