音楽の心技体
よくスポーツではこの言葉を耳にするのではないでしょうか?
簡単に言うと、
心…精神力(メンタル)
技…技術(テクニック)
体…体力(フィジカル)
と考えてください。
スポーツ界では昔から、最高のパフォーマンスを発揮するには、心と技と体のバランスが重要であると言われているそうです。
実はこれ、音楽にも共通しているのです。
(音楽界にはあまり定着していない気がしますが・・)
私は本番(ここでは人前で演奏するとします)に必要なのは、
イメージする力(自分の理想とする音楽を)➡技
それを音にする技術力➡技・体
そして、本番で自分の演奏をする力、集中力、すなわち精神力➡心
この3つは欠かせないと思っています。
技に関しては、多くの先生方が指導されています。
そして、みんな教わったようにしっかりと練習し、演奏に必要な技術を身に着けていきます。
しかし、〝心と体〟はどうでしょう?
どんなに技術を磨いても、いざ本番で演奏するとき、
不安になったり、ネガティブな思考になったり、
体が硬くなり、指がいつものように動かなくなる…
そうなってしまうと、練習の成果を発揮することは出来なくなります。
(もちろん、緊張なんてしたことがない、いつも自信をもって演奏できる、という人も稀にいますが)
私自身、この〝本番で力が出し切れない〟ことにずっと悩まされていました。
練習は楽器を吹くことに